東京海上日動リスクコンサルティングは、メニュー化した事業継続計画(BCP)の診断サービスを開始した。特徴は、診断に使う簡易ツールを開発し、「提供料金を抑え、結果提示までの期間を短縮した」(同社)ということ。まずは製造業向けに提供する。

 診断は同社のコンサルタントが、簡易ツールを使いながら質問や分析を実施する。BCPの実行に必要な「代替の製造設備があるか」といった質問に答えていくことで、診断が進められる。フルに診断を依頼する場合で、1拠点当たり2~3カ月の作業期間が必要という。

 具体的なメニューは、(1)分析結果を顧客社内で説明する「セミナー」(提供料金52万5000円)、(2)顧客のBCP関連文書を評価する「文書診断」(同105万円から)、(3)想定災害を基に顧客の対応力を診断する「机上訓練」(同157万5000円から)、など。今後、製造業以外に、サービス業に対応したメニューを開発していくという。